2022年11月10日の初等部運営委員会議事録 – 短縮版
議事録のフルバージョンは、このページでフランス語でご覧いただけます。
https://www.lfitokyo.org/images/2022-2023/Trimestre_2/CR/CR-Cecole-231110-prov.pdf
- 2022-2023年度開始時の数字について、校長より説明がありました(添付資料ご参照)。初等部の総生徒数は810人で、6番目のCPのクラスを開設しています。フランス国籍以外の生徒の割合は16%で、フランス国籍の生徒の割合は67%になります。日本語を母語とする学生(MTJ)は全体の69%で、日本語を外国語とする学生(FLJ)は31%であります。
- PARLE/SIシステムの導入により、共通であるフランス語の時間を優先させなければいけない為、「スタンダード」セクションの学生も含め、すべての学生に影響があります。このシステムは、子供たちにとってはあまりよくない途切れ途切れのリズムを生み出し、タイムテーブルの管理に柔軟性を欠き、移動、設備、関係者の数などの面で制約が課されています。
- SIJとSIAでは、必要な時間が異なります。SIAでは、生徒にとって英語が外国語ですが、SIJでは、ほとんどの生徒が日本語が母国語になっているため、必要な時間が少なくて済みます。例えば、フランス語より日本語で体育や美術の授業を入れることの有用性については疑問が呈されました。又、CM1、CM2のSIでは、フランス語による歴史の授業がないことが指摘されました。更に、SIの生徒では、フランス語の授業に30分間だけ戻るスケジュールが発生していて、それはあまり生産的ではありません。この最後の2点は、2023-2024年度のスタート、あるいはそれ以前に、見直しが行われる予定です。
- 特別な教育的支援を必要とする生徒(EBEP)のセラピーを、学校時間の内外を問わず、LFI東京の敷地内で、PAP(インターネット)を使用して行うことが可能です。
- 課外活動は、現在15あり、378人の生徒がいます。課外授業バスの運用は赤字でしたのため、今年度は再導入しない予定です。
- 校長は、学校の初等部では懲罰的な措置は禁じられており、教師が取る措置は教育的なものでなければならないことを、会議で念を押しました。
- 別館周辺の「スクールゾーン」の要請は、近隣住民全員の同意が必要であるとして、役所に断られました。交通の便や生徒の安全を確保するために、さらにスタッフを1名を雇いました。
- 修学旅行は再開しており、CP全クラス(2023年5月)、5つのCE2のクラス、一部のCM1のクラスが再開する予定です。
- 遊び場でのフランス語の使用は奨励されていますが、強制されているわけではありません。
- 現在、ハラスメントの問題があると感じている教員はいません。「ハラスメント」は「暴力」「繰り返し」「被害者の孤立」を意味する言葉であり、この言葉を軽々しく使ってはいけないとディレクターは主張しています。
- 別館の中庭には、日差しや雨を防ぐための屋根があるものが設置されました。
- 11月24日にコロナを含む健康についての手順のフォローアップ会議が予定されています。マスクの着用をやめるかどうかも話題になる予定です。
- 11月末には、LFI東京の言語システムについての考察を深めるため、ヴィアル氏(フランス文部省のアジアの教育検査担当者)とガラン氏(現代の日本語についての担当者)が訪問する予定です。