2025年11月18日 第1回 中・高等科 学校管理評議会 議事要旨
保護者代表: Després氏, Mahjoubi氏
学園管理職: Campels氏(校長), Ragouvin氏(副校長), Jublot氏(教育主任)
生徒代表: 生徒2名
議題の一部要約
中・高等科 新年度の状況報告
- 11月10日時点で中・高等科生徒数は786名。
- ターミナル(最終学年)のクラスを1クラス新設。
模擬試験および試験日程
模擬試験期間中は、教員が口頭試験、実技試験、監督業務に動員されるため、他学年の授業にも影響が出る。授業の休講が発生する可能性がある。
DNB(3ème):
- 口頭試験:6月4日・5日
- 筆記試験:日程未定
- 試験期間中、他の中・高等科クラスの授業は休講。
Première:
- フランス語:筆記試験 6月15日、口頭試験 6月22~25日
- 数学:筆記試験 6月16日
Terminale:
- 6月2~3日:SVTおよびSPC 実技試験
- 6月3日:BFI 文学 筆記
- 6月5日:BFI 歴史・地理 筆記
- 6月8日:哲学 筆記
- 6月9~10日:専門科目 筆記
- 6月11~12日:LLCER 口頭、NSI 実技
- 6月17~19日:グラン・オーラル
- 6月24日:第1グループ結果発表
- 6月26日:追試
Secondeのインターンシップ
- 6月22日~7月3日
スポーツ協会およびクラブ活動
- スポーツ協会(AS)に加え、生徒が運営する22のクラブが存在。
- スポーツクラブにはボランティアの大人が1名付き添う。
- スポーツ協会は5èmeから参加可能。
- 6ème(サイクル3の最終年)は引き続き課外活動に参加。
教育プロジェクト、校外活動および研修旅行(2025–2026年度)
- 中・高等科プロジェクトの年間予算:260万円。
- 多数のプロジェクトを実施予定。
学年単位の研修旅行:
- 1ère:広島
- 4ème C・D:御殿場
宿泊を伴うその他のプロジェクト:
- SIMUNアジア(プノンペン、12月):応募者多数
- Prozap サッカー(バンコク/アジア、2nde・1ère)
- Ambassadeurs en Herbe(キャンベラ、オーストラリア):3月、5~6名
- Prozap バスケットボール(バンコク):4ème~1ère、2チーム、3月
- SIMUN(シンガポール):2nde・1ère
- Prozap 卓球(京都):6ème~4ème、4月
- 映画マラソン(香港との交流):2nde・1ère、12月および3月
- Prozap 多言語演劇フェスティバル(ハノイ):4ème
- Prozap チェス大会(東京、5月):アジア地域から90名参加
保護者からの質問
1. EVARSプログラム
EVARSプログラムは現在、年間3回の授業として正式な教育課程に組み込まれています。幼児科からTerminaleまで一貫性を持って実施されるべき内容であり、身体との関係、同意、感情的関係、性、ジェンダー・アイデンティティ、差別や暴力の予防など、幅広いテーマを含みます。従来のように理科(SVT)教員のみが担当するのではなく、複数の教員や外部講師が関与する可能性がありますが、どのように連携し、家庭にはどのような情報が提供されますか。
回答:
公式資料を基にした全体的な情報提供と、学年別に個別化した説明を組み合わせた形で、保護者向けに連絡を行う予定です。昨年度作成された校内プログラムは、2025年に公表された新たな枠組みに基づき、教員によって再評価・改訂され、教員間で共有されます。
2. 校内評価計画(Plan Local d’Évaluation)
今年度の最新版を共有していただけますか。また、対象は試験学年のみですか、それとも中・高等科全体ですか。
回答:
評価計画は、2025年8月25日付の通達を踏まえて各教科チームが更新し、10月1日の教育評議会で協議の上、10月休暇前に確定しました。対象は高等課程(サイクル・ターミナル)のみです。最終確認を経て、現在は1ereおよびTerminaleの家庭に共有済みです。
3. 数学コンクール TESCIA および Maths+
2025年5月28日の学校運営評議会において、昨年度LFITで実施されたTESCIA数学コンクールは、条件が変わらない場合は今年度実施しないとされていました。東京開催時の問題点について主催者にフィードバックを行いましたか。また返答はありましたか。保護者としては、Terminaleの生徒にとって進学上重要となる場合もあるため、再実施を希望しています。また、昨年度は金曜夜にMaths+オプションが提供されていましたが、今年度も実施予定はありますか。
回答:
TESCIAに関しては、深刻な運営上の問題を主催者側に報告しましたが、現時点で返答はありません。運営方法に大きく明確な改善がなされない限り、本校で再度受け入れることはありません。また、このコンクールが高等教育機関の選考にどの程度影響するかを、学校や家庭が評価することは不可能です。Maths+については、課外活動として恒常化する案は検討されましたが、現時点では具体的な提案はありません。
4. 日本語教育について
語学課程改革以降、中等科での日本語教育のあり方に多くの家庭が失望しています。LFITに在籍し続けるか不確定な生徒は、5emeから日本語を第2外国語として選択することを控えるよう促され、結果として現地の言語を学ぶ機会を失っています。
また、これまでLFITで日本語を学んできたにもかかわらず、日本語レベルが不十分としてLV2から他言語へ変更を求められた生徒もいます。学校としてどのような対応を考えていますか。中等科段階で現地の言語を継続的に学ぶための実質的な提案は何ですか。
回答:
日本語(現地の言語:JLPH)は、新規入学者や短期在籍生徒向けに、主に5eme後半から2年間のサイクルで提供されており、高等科では選択言語(LVc)として継続可能です。
5emeではLV2を3グループ開設予定であったが、1グループは希望者不足(フランス系日系生徒2名、レベル不足)により開講されませんでした。
語学課程改革により、日本語教育は以下のように整備されました。
- 試験および必修語学課程の要件に適合
- 授業時間数の増加(LV1:3時間、LV2:2.5時間)
- 初心者にも対応(JLPH+LVc)
- SIJによる高レベルコースの提供
- 課外活動での補完的な提供
需要があれば、JLPHを中等科4年間に拡充する可能性について検討します。
中等科の課外活動
2025–2026年度の中等科向け課外活動についての確認です。
回答:
課外活動は多岐にわたります。バレエ、演劇、楽器レッスン、バスケットボール(6eme限定)、サッカー(6eme限定)、柔道、テニスなどがある。第2学期には日本語活動の開始を予定しています。
長期休暇中には、中等科生徒向けのバスケットボール合宿(テニスは昨年6月まで実施)や、高等科生徒向けのTOEFL・Cambridge試験対策講座も実施されます。
さらに、中・高等科生徒は22のクラブ活動およびスポーツ協会(AS)を無料で利用できます。授業時間が長い(最大18時、水曜含む)という制約はあるものの、提供されている活動は非常に充実しています。
研修旅行
保護者は、今年度予定されている学年単位の宿泊研修(1ere広島、4eme C・Dの御殿場)に感謝するとともに、より多くのクラスでの実施を希望しています。その他、学年横断型の国際プロジェクトも予定されています。
- 生徒選考はどのように行われますか。
- 連帯基金はどのように管理され、支出の透明性はどこで確認できますか。
回答:
年々、中等科向けの研修旅行は増加しており、学校運営側は保護者代表とともに教員へ感謝を表明しています(参考:2022–23年:0、2023–24年:2、2024–25年:5、2025–26年:10)。日帰り校外学習も多数実施されています。
研修旅行は必須の教育活動ではなく、学級単位でないプロジェクトについては、教育目的に応じた基準に基づき教員が生徒を選考します(例:スポーツ選抜、Ambassadeurs en Herbeの独立審査委員会、動機・主体性・自立性、1プロジェクトのみへの参加など)。
連帯基金は、保護者代表を含む委員会によって管理されており、支出の追跡は管理者・顧問・監査人の責任の下、日仏両国の厳格な監査制度に基づいて行われています。
昨年度は、初等・中等のすべての旅行で少なくとも1回、基金が利用されました。申請審査においては家庭の匿名性が厳守されています。