LFIT(東京国際フランス学園)第1回評議員会(AC、2025年11月26日)および第1回理事会(CA、2025年12月2日)の要約

前文 

評議員会および理事会の主要議題は、2026/27年度の授業料5%引き上げについてでした。FLT(リセ家族の会)は賛成票を投じ、その理由を以下に説明します。

2024-2025年度活動報告 

良かった点:

入学状況/教育構造 

2025年9月末のLFITの生徒数は1,571名(2024年は1,562名)、1クラスあたりの平均生徒数は23.8名(2024年は24名)です。

コロナ後の回復期を過ぎ、生徒数の増加は鈍化していますが、管理部門はこの結果に満足しています。FLTは良好な数字を歓迎しますが、幼児科の生徒数減少に注意を払うよう求めています。LFITは、より安価で近隣にある日本の公立学校と競合しており、引き続き魅力向上が必要です。LFITの家庭は、交通費や授業料の上昇に直面しており、フランス語教育を継続するためのインセンティブを検討することが重要です。

AEFE(フランス国外教育庁)事務総長は、幼児科の生徒募集はネットワーク全体の課題であると述べ、学校の認知度向上のための取り組みを評価しました。AEFE中央事務局は、親がフランス教育ネットワークを選択する理由を説明するための世界的な幼児科計画を策定中であり、各学校に共有される予定です。

来年予定している学級数です

上記は来年予定している学級数です。これらの変化により、出向教員のポストが削減され、現地採用のポストが増加しましたが、財政的には中立です。

FLTは賛成票を投じました。

財政状況 

今年度の財政状況は予想より良好で、予想を上回る入学数とメンテナンス・警備費用の削減がありました。

管理部門は、2025年から2042年までの財政予測を理事および評議員に提示しました。この期間中、LFITは以下の重要な期限に直面します:

提案された計画では、2032年に土地を購入し、2040年から2042年にかけて新しい建物を建設する予定です。

生徒数が安定し、コストがインフレ率に沿って上昇するという仮定に基づき、この計画では、2024年および2025年に保護者に提示された予測に沿った授業料の引き上げが必要です。具体的には、2026/27年度に5%、翌年に4%、その後3年間は3%、その後は2%の引き上げです。

この提示を受け、CAおよびACは2026/27年度の授業料5%引き上げについて投票を行いました。FLTは賛成票を投じました。

AEFEの状況 

AEFE事務総長は、12月18日の臨時理事会を控え、厳しい状況にあると説明しました。2026年のフランス政府からの補助金は2024年比で15%減少する一方、人件費が予算の90%を占め、特に出向教員の年金負担が増加しています。AEFEは野心的な改革とコスト削減プログラムを実施する必要があります。12月18日の理事会で、直接管理校および提携校に対する追加的な負担を求める提案が行われます。

明確には述べられていませんが、FAPEE(フランス国外教育機関親の会連盟)や国会議員からの情報により、FLTは、現在AEFEが負担している出向教員の年金の一部が各学校の負担となる可能性が高いと理解しています。これは追加的なコストとなりますが、管理部門によると、この追加コスト(現時点では具体的な金額は不明)は、複数年計画で予定されている授業料引き上げ以上の負担を家庭に求めるものではないとのことです。全国レベルでは、FAPEEはこれらの提案に反対票を投じ、他の措置を検討する予定です。

その他

スクールカウンセラー

 2025年6月の理事会で予定された通り、スクールカウンセラーの採用が開始されました。このポストは、個別相談、教育チームや生徒への支援(ストレス管理、依存症など)を担当します。5件の高品質な応募があり、選考では専門性、言語能力、倫理観を重視し、LFITの生徒がカウンセラーの個人患者とならないよう配慮します。2件の応募が最終選考に残り、クリスマス休暇前に決定し、1月から勤務開始予定です。

プール 

この件は既に学校運営評議会で議論されています。メインプールの利用可能性向上と別棟プールの再活用のための工事について、現在調査が行われています。

FLT-Fapée : リセ家族の会