2022年2月16日開催 取締役会議事録

フランス語の報告書全文(8ページ)へのリンクです。

https://www.lfitokyo.org/images/2021-2022/Trimestre-2/CR-CA-220216-prov.pdf 

 

出席者:AEFE事務長、事務局、大使館、スタッフ代表1名、保護者代表2名、在外フランス人アドバイザー3/4名。

 

2022年度の募集:法改正により、駐在員の採用は延期してはいけなくなり、空いた駐在員ポストには、国内に居住するスタッフ、または配偶者についてくるスタッフのみを採用しなければいけなくなりました。これはAEFEにとってはよくない事ではありますが、2022年9月の学期開始については、LFITのスタッフの予備は十分なので、マイナスの影響はないはずです。

 

作業のフォローアップ:アネックスと呼ばれる第2サイトの作業は、不測の事態による作業や追加費用が発生したものの、定められたスケジュールに従い、一定のペースで進行しており、9月の新学期開始にはオープンする予定です。私たちの希望通り、次回の取締役会で費用の最新情報が提供され、2022年10月に最終的な貸借対照表が提示される予定です。私たちは注意して監視し、この件に関してこちらの管理者と定期的に連絡を取っています。

 

労働契約の調整:教職員の現地契約、および契約に関わる社内規定の書き換えを実施中です。同校は、労働法を専門とする法律事務所の支援を受けています。契約内容および変更内容は、年末の取締役会に提示される予定です。この背景には、同校のスタッフ2名が現在の契約変更へのサインを拒否し、同校に時間外労働を請求し続けており、同校がこれを否定していることから生じた結果です。

 

学食:数年にわたる学校側のサポート(監視、トレーニング、何回かの組織再編成)にもかかわらず、サービスの機能はまだ満足できるものではないと考えられています。最近、それを克服するために、学年末まで、暫定のシェフが採用されました。学校のケータリングについて、最近の悪化・改善の可能性、提供されているサービスについての客観的・主観的な評価など、ご意見をお聞かせください。restauration@familles-lycee-tokyo.com。この件については、次回の取締役会で再度審議される予定です。

 

ポストの廃止:2022-2023年度には、現在の生徒数と次年度の予測から、生徒数が減少していることから、幼稚園の一つのクラスの教員と、CM1レベルの一つのクラスの教員と、ASEMのポストが廃止される可能性が高いです。

 

2022-2023年度予算:2021-2022年度の赤字見込みは約9000万円で、2022-2023年度の赤字見込みは1億7500万円です。これは、下記の二つのトレンドの結果です。

 

・別館開設による費用の増加(費用はかかっているが、当面は生徒がいない)、および中等部(高校と中学のうち、特に中学)の体制が強化されること。

・国境が閉鎖され、多くの家族が日本に来ることが不可能になったため、生徒数の増加が停滞していること。2018年に実施されたストラテジックオリエンテーション委員会(COS)では、1,550人の入学者を予想していましたが、2022年度のスタート時点では、1,427人にとどまっています。

 

 

授業料の2%値上げ案:棄権しました(棄権2票、賛成8票)。授業料の増加の背景には経済的な要因があるのは理解できますが、度重なる値上げには納得できません。既に、20年間で+30%、10年間で+15%、2019年には初回登録料(IRF)で10万円の値上げと、数々の学費の値上げを家庭で負担している状況でした。さらに、財務部長(DAF)からは、毎年約1%/年の賃金上昇に見合うよう、授業料が今後も着実に増加することが示されました。確かに、LFITの給与体系では、毎年自動的に給与が上がっていきます。この傾向を緩和する方法として、同等のスキルを持つ年功序列の少ない若い教員を優先的に採用することを提案しています。

 

FLT-Fapée : リセ家族の会